今回は、コーラス衣装の制作過程の第2弾【サンプル衣装作成編】になります。
前回を見ていない方はこちらからどうぞ!
なぜサンプル衣装をつくるのか
今回ご注文いただいたコーラス衣装は、一般的なオーダースーツにはない独特な形状です。
お客様から預かった生地でいきなり縫製を始めると、イメージと違った場合に修正が難しいことがあります。
事前にサンプルスーツを制作することで、イメージ通りのスーツが作れているかどうかを確認する事ができます。
今回の注目すべきポイント
特に注目すべきポイントは、コンケープドショルダーです。
お客様からは「より盛り上がるようにして欲しい」とのご要望がございました。
コンケープドショルダーとは?
コンケープドショルダーとは、肩部分が内側にカーブしてくぼんだデザインのことです。
「くぼんだ肩」という意味で、ドレスやブラウスによく見られます。
独特な雰囲気やエレガントな印象を与え、女性らしいシルエットを強調します。
肩のラインが柔らかく見えるのが特徴です。
サンプル衣装の縫製
熟練の職人が型紙を元に縫製します。
縫製の様子をスライドショーにてご紹介します。
各部署が集結、力を合わせる
縫製部、設計部、第2営業部が集結、力を合わせてサンプル衣装作成に取り組みました。
入念にミーティングを行います。
肩ラインの綺麗さに徹底的に拘ります。
大阪から第2営業部もミーティングに参加
お客様との橋渡し的な存在である、第2営業部の丸岡課長(写真右)
お客様ともWEBで連絡を取り合いながら形をチェック。
コンケープドショルダーを際立たせるための様々な手法が存在し、それぞれのアプローチに関して意見の相違が生じることもありました。
ミーティングの様子をスライドショーにてご紹介します。
サンプル衣装の完成
いよいよサンプル衣装の完成です。
サンプルスーツの肩にご注目ください。それぞれ違う縫製方法で肩の形を作った為、左右で形が違います。
本番ではより理想に近い形を採用して縫製します。
理想のコンケープショルダーの形を目指しました。
全体的なシルエットも入念にチェック
コンケープドショルダーの形が決まり、サンプル衣装が完成いたしました。
次の投稿は、いよいよ本番の衣装用生地での縫製スタートです!お楽しみに!!